|2018/01/10
一人暮らしで汚れが溜まりやすい水回り3か所の掃除のコツ
一人暮らしをされている方の中には、お仕事や他の家事に追われて、なかなかお部屋のお掃除ができないという方も多いのではないかと思います。 リビングや寝室など、家の中でも比較的長く過ごされる場所は、汚れも目につきやすいので、その都度お掃除ができるかもしれません。 しかし、用がある時しか立ち寄らない、お風呂・台所・トイレなどの水回りは、使ったら使いっぱなしになっていませんか? 今回は、気が付くととても頑固な汚れがついていてお掃除が大変になってしまうこの水回りの3箇所についてご紹介します。一人暮らしでなかなか掃除しない水回り3箇所と汚れ具合のチェック項目
1.お風呂
お風呂は、湿気があり暖かく、垢や髪の毛などの栄養分が豊富にあるので、掃除をせずに放っておくとカビや細菌がわいて不潔な状態になり、悪臭の原因になることもあります。□ 黒いカビが生えている
お風呂の扉のパッキンや、タイル目地や床の溝に黒い汚れがついていたら高確率でカビです。 カビの中には病気の原因になるものもあり、不衛生なうえ、放置すると色素が沈着し汚れが取れなくなる可能性もあります。□ シャンプーボトルの下が赤くなっている
赤い汚れを見て、血や錆を想像される方もいらっしゃるかもしれませんが、お風呂場に置かれた物の下に付いた赤いヌメリの正体は酵母菌の一種です。 カビと同様の環境を好み、栄養分もあるので放置するとカビの原因になります。□ 浴槽の垢
毎日お湯をためて入浴される場合、ちょうど水面あたりの位置にぐるりと垢がこびりついていることがあります。 放置すると黒ずんで汚くなりますし、何より湯船のお湯が不衛生な状態になるので注意が必要です。□ 排水口の髪の毛や石鹸かす
水の流れが悪かったり、浴室内に悪臭があったりする場合、髪の毛や石鹸かすによる排水口の詰まりが原因かもしれません。 蓋を開けないと見えない場合も、一度開けて確認しましょう。2.台所(シンク周り)
「料理はしないから汚れない」「ちょっと食器を洗うくらいだから掃除は必要ないだろう」と思っていませんか? 気づかないうちに汚れが溜まる台所のシンク周りも定期的にチェックを行いましょう。□ シンクの水滴
ほとんど台所を使わない方でも、グラスを洗ったり、台所周りでちょっとした家事をしたりする時にシンクはお使いになるかと思います。 シンクについた水滴はそのままにすると白いウロコ状の汚れとして残りお掃除が大変になってしまいます。□ 置きっぱなしの食器
食事に使った食器をそのまま置いておくと汚れが固まって取れにくくなります。 洗い終わった食器も棚に入れずそのまま置いておくと埃が溜まってしまい、使いたい時にすぐに使えない状態になってしまいます。□ 三角コーナー・排水口のごみ
ちょっとした生ごみを捨てる時に便利な三角コーナーですが、水分と栄養分が豊富にあるので細菌や害虫発生の温床となります。 排水口も同様で、気づくとご飯粒などが溜まり不潔な状態になっている可能性があります。3.トイレ
湿気が溜まりやすいトイレでは、汚れが付いたままになると、細菌が繁殖し、かなり不潔な状態になり臭いも気になるようになります。□ 便器の汚れ
排せつ物の汚れの他にも、水垢が水位の周辺にぐるりと付着することがあります。 この汚れはだんだんと黒ずんで取れにくい汚れとなります。□ 便座の汚れ
洋式便器の場合、便座や、便座と便器の間にも汚れが付着し、臭いの原因になっていることがあります。 便座の表面は肌に直接触れる場所でもあるので注意が必要です。□ 埃がたまっている
以外と気づきにくい点ですが、埃は湿気や臭いを吸着するので注意が必要です。 トイレ本体や床、棚に埃が溜まっていないかチェックを行いましょう。□ 飛沫による壁や床の汚れ
一通りの掃除はしているのに、トイレ内が臭う場合は、壁や床などに排せつ物の飛沫が飛び散っている可能性があります。水回り3箇所のお掃除方法とキレイを保つコツ
それでは、実際に3つの場所、お風呂、台所、トイレのお掃除方法とキレイを保つコツを紹介したいと思います。1.お風呂
用意する道具:スポンジ・メラミンスポンジ・歯ブラシ・お風呂用洗剤・カビ取り剤・水取りクロス 所要時間:30分~60分 頻度:週2回 カビがある場合は、最初にカビの掃除をします。 カビがある状態で通常の掃除を行なうと、カビが他のところに移る可能性があります。 まず、カビ取り剤を使ってカビを取り除くようにしましょう。 お風呂のカビ取りについてはこちらの記事をご覧ください。 ⇒「お風呂のカビを防止する効果的な掃除方法~カビが発生しやすい3つの箇所~」 カビがない状態での通常のお掃除は、以下の順番で行います。1.浴槽
洗剤とスポンジを使用して優しくこすります。 垢が溜まりやすい水位付近と底面はしっかり洗い残しのないようにしましょう。2.壁
洗剤を付けたスポンジで上の方からこすって水垢などの汚れを落とします。 タイルや内壁パネルの目地などスポンジでは届きにくい部分は歯ブラシを使いましょう。3.浴槽の外
浴槽の縁や外もスポンジでこすります。4.床
床はタイルの目地や滑り止めの凸凹に入り込んだ汚れも落とすようにしましょう。 細かい部分は歯ブラシでこすると良いでしょう。5.蛇口などのステンレス部分
ステンレス部分は、メラミンスポンジでこすり水垢を落とします。6.排水口
髪の毛や石鹸かすを取り除き、こびりついた汚れは歯ブラシでこすると良いでしょう。7.お湯で流す
最後に洗剤をお湯で流します。 お風呂の汚れは皮脂など油分を含むものも多いので、水よりお湯で流す方が洗剤と共に汚れもきれいに落ちます。 週2回程度のお掃除と、掃除や入浴の後、浴室内の水分を残さないように水取クロスなどでさっと拭いておくことで、とキレイなお風呂を保つことができるでしょう。 ★キレイを保つコツ★- ●カビは最初に除去
- ●水の流れを意識して上の方から掃除する
- ●掃除後、入浴後水気が残らないようにする
2.台所(シンク)
用意する道具:スポンジ・メラミンスポンジ・歯ブラシ・台所用洗剤・ふきん 所要時間:10分~20分 頻度:週2回 コンロの汚れや洗い物がある場合は、先に片付けておきます。1.シンクのごみ取り
三角コーナーや排水口のゴミネットを交換し、三角コーナーや排水口の網を洗っておきます。 細かい部分は歯ブラシを使うと良いでしょう。2.シンクの汚れ取り
台所用洗剤とスポンジで、油汚れなどの通常の汚れを取ります。 洗剤を流した後に、メラミンスポンジで茶渋や水垢などのしつこい汚れを落として水で流します。 蛇口などのステンレス部分もメラミンスポンジで汚れを落とすと良いでしょう。 クレンザーは使い方によってはシンクや他の物を傷つけてしまう恐れがありますので、できるだけ使わない事をおすすめします。3. 水滴を取る
最後にシンクについた水滴を付近で拭き上げます。 ★キレイを保つコツ★- ●キズが付かないようにステンレスの目に沿ってこする
- ●使った後は水滴を拭き取っておく
- ●ゴミネットのゴミはこまめに捨てる
3.トイレ
用意する道具:トイレ用洗剤・トイレ用ブラシ・トイレ用掃除シート・フローリングシート 所要時間:15分~30分 頻度:週2回 トイレ掃除の手順は以下のようになります。1.便器の中の掃除
便器の中を洗剤とブラシでこすって掃除します。2.便座・便器の拭き掃除
便座、便器の周りをキレイなところから掃除シートで掃除し、最後に便座と便器の隙間などの汚れがひどい部分を拭きます。 タンクや便座フタの埃なども取っておくと良いでしょう。3.床の埃取り
フローリングシートで床の埃を取り除きます。4.床・壁の拭き掃除
床と壁は、雑巾で拭き掃除をすることもできますが、トイレ用掃除シートを使った方が、効果的と考えられます。 但し、壁材・床材によっては拭き掃除ができないこともあるので、注意が必要です。 ★キレイを保つコツ★- ●便器・便座の拭き掃除はきれいなところから
- ●埃もこまめに取る
- ●壁や床の拭き掃除も行なう