|2017/11/16
お風呂のカビを防止する効果的な掃除方法~カビが発生しやすい3つの箇所~
お風呂は、カビが好む「水分(湿度)・栄養分・温度・酸素」の4条件がそろっている場所です。
だから、掃除が行き届いていないと、カビが発生し、いつの間にかパッキンが真っ黒になっていたり、シャンプーの下に赤いぬめりがたくさんついていたりすることがあるかと思います。
カビが生えた浴室は皮膚病の原因になるなど衛生的にも良くありませんし、視覚的にも気持ちが良くありません。
そこで今回、お風呂に生えてしまったカビの取り方と、お風呂にカビが生えにくくなる掃除方法の2つをご紹介します。
お風呂のカビ取りに使う道具と手順
お風呂にカビが発生した場合にカビを取り去るために、用意しておくとよい道具は下記の5点となります。
- ●市販のカビ取り剤
- ●ゴム手袋
- ●柔らかいスポンジ
- ●使い古しの歯ブラシ
- ●マスクやゴーグルなど薬剤の害を防ぐもの
それでは早速、手順と方法を説明します。
1.換気できるようにしておく
忘れがちなポイントですが、カビ取りを始める前にお風呂の換気扇を回し、窓がある場合は窓を開けておきます。
カビ取り剤は、強い薬剤ですので、蒸発したものを吸い込んだり粘膜に触れたりするだけでも体によくありません。
蒸発した薬剤が室内に充満しないようにあらかじめ換気環境を整えておくとよいでしょう。
2.カビ取り剤の散布
お風呂が乾いている状態、または水分を拭き取った状態で、カビキラーなどの市販のカビ取り剤をカビ発生個所に噴射・塗布します。
このとき水分が残っていると薬剤が薄まったり、流れたりしてしまい、効果が薄れますので、必ず乾いている状態で行う事がポイントです。
3.カビ取り剤はそのまま5分ほど置いておく
カビ取り剤は、そのまま5分程度置いておきます。
蒸発した薬剤を吸い込むと体に良くありませんので、この時間は、お風呂場にとどまらず、洗面所など別の場所の掃除を行なった方が良いでしょう。
また、あまり長時間置いておくと薬剤が乾いてしまう恐れがありますのでタイマーの使用がおすすめです。
4.カビが付いた部分を優しくこする
ゴム手袋を着用し、柔らかいスポンジを使って薬剤をつけた部分をこすりカビを落とします。
タイル目地やパッキンなどの細い部分は歯ブラシを使用すると良いでしょう。
ここで1点だけ注意があります。
固いスポンジや、歯ブラシを使用するとキズがついてしまい、その個所からまたカビがはえる恐れがありますので優しくこすることがポイントです。
5.お湯で薬剤と汚れを流す
最後に30℃~40℃ほどの温度のお湯で薬剤と汚れを流します。
お風呂の汚れには皮脂などの油分も多く含まれており、水よりもお湯の方が、よりキレイにさっぱりと汚れを流すことができます。
カビの発生を防ぐ一番の方法はこまめに掃除をすること
カビ発生を防ぎ、ピカピカなお風呂を保つために一番大切なことは、こまめにお風呂掃除を行なうことです。
掃除のポイントは、カビが根付く傷ができないように優しくこすって掃除することと、カビの栄養分となる垢が落ちやすいようにお湯のシャワーで流すことが挙げられます。
カビ取りとは異なり、日常のお風呂掃除は浴室内が温まり汚れを落としやすい入浴後に行うのがおすすめです。
そのとき、特に注意して掃除を行なうと良い3つの箇所を紹介します。
カビが発生しやすい3つの箇所
【1】シャンプーなどを置いている周辺
シャンプーボトルやせっけんなどの物を置いている周辺は、水分や汚れがたまりやすくなっています。
置きっぱなしの物をよけるとカビの原因となる赤いぬめりが発生していることも良くあります。
お風呂の棚や床の設置面だけでなく、ボトル本体もいつも清潔にしておきましょう。
【2】普段見えない棚の裏や配管フタ
普段なかなか見ることのない、棚の裏や排水口のフタの裏もカビの温床になりやすい部分です。
シャンプーなどを置く棚の上面は掃除しても、のぞき込まないと見えない裏側や奥は忘れがちですし、排水口もゴミを取る時に蓋を開けても、裏返して見ることはあまりないかもしれません。
2か所とも水や汚れが溜まりやすい部分ですのでこまめにチェックを行いましょう。
【3】タイル目地や凸凹した床
一番目につくにもかかわらず、汚れが目立ってくるまでなかなか掃除をしない箇所としてタイル目地や滑り止めで凸凹した床が挙げられます。
タイルの目地や滑り止めの凸凹部分には水分や垢が溜まりやすく、カビが発生しやすくなります。
カビが生える前にいつも汚れが溜まらないようにしておきましょう。
入浴後のひと工夫で湿度を下げてカビ防止に
理想カビ対策は入浴後に毎回スッキリと掃除をしてしまうことですが、お忙しい場合は毎日行うのは難しいかと思います。
その場合、掃除までとはいかなくても、入浴後にできる簡単な工夫もあります。
例えば、市販の吸水クロス・マイクロファイバークロスなどで壁や浴槽の水分を取って、換気を行なうだけでも、浴室内の湿度を下げることができカビを防ぐことができます。
その際、鏡の水滴も拭き取っておくことでガンコなウロコ汚れの予防にもなります。
まとめ
お風呂に生える嫌なカビですが、こまめな掃除と毎日の心がけで防ぐことができます。
とはいえ、お仕事で忙しく疲れて帰ってきてゆっくりお風呂に入った後は、掃除どころではなく、すぐ寝てしまいたい日も多いと思います。
休みの日は、仕事の疲れを癒すためにゆっくり過ごしたい、家事はしたくない、という方も多いのではないでしょうか。
このような方は、週1回からの定期的な利用で、お風呂のカビを防ぎ、キレイを保つ、家事代行サービスのご利用がおすすめです。